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ニュースを見ていると悲惨な事件、官と民の談合、会社の不祥事等が連日話題となっている。
一言で云うならば、理不尽この上ない事が多すぎる。
ニュースってやつはこのような時事を扱うメディアなのでしかたないと思うのだが、連日こういった報道があると、「大丈夫か日本」と思う。
多分、ニュースに取り上げられている事はごく一部にしか過ぎず、様々な理由で闇に葬り去られた事、未だバレていない事等が山ほどあるのではないか。
そう思うとなおさら「大丈夫か」と思う。
本当にまじめに、一生懸命やっている人間は世の中には沢山いると云うのに。
『正直ものは馬鹿を見る』と云う言葉どおりの世の中になっている気がしてならない。
政治家にしても最初は国を変えてやろうと、幕末の志士みたいに意気込んでその世界に入った人は大勢いるはずなのに、気がつくと『郷に入れば豪に従え』ってなもんで考え方のマイナーチェンジをくりかえし、気がつけば考え方のフルモデルチェンジをしてしまっている。会社員だってそうかもしれない。野心をもってその会社に入社するが、徐々に会社のプライオリティーを知って、当初の野心は無駄な事だと感じる。社会人としてのありかた、立ち振る舞いを余すところなく叩き付けられる。気づけば本音と建前をうまく使い分けることが出来る大人になってしまっている。
当然だ。いいのよ。別に。大人って色々あるから。子供の考えのままで生活ができるわけがないのだから。
だがしかし。俺は思う。
大人になる事、社会の常識を知る事は必要だと思う、が、音楽を知ってしまったと云う事実を忘れないでほしい。
子供の時に音楽の魅力にはまってしまった人。
ある程度大人になってから音楽に夢中になった人。
最近音楽を聴くようになった人。
様々な出会いが人それぞれあると思う。
音楽があなたのすぐそばにある事実を忘れないでほしいのだ。
数ある中で、音楽にはまってしまった事は、言わば運命だと思うのですよ。
大げさかもしれないが、その運命とともに人生を謳歌してほしい。
そう！あなたのアイデンティティーは音楽にあるのです！
偉そうに云わせてもらうならば、確かに人生色々あります。
うまく行かない時だって多い。挫折だって味わう。
ときに見失ってしまう事だってある。
そんなときに一瞬でも音楽を意識する。その場で聴く聴かないは別として。
一瞬でも音楽を意識したあなたは、確実に音楽があなたに何かをもたらしている。これってちょっと宗教的だよね。
だが、宗教ではない。ただの音楽だ。教祖はいらない。神聖なものでもない。もっと簡単なものだ。
だから思うんです。音楽がたりてねぇなと。
最近のニュース見て感じるんです。こいつら音楽きいてねぇだろって！

イージーリスニングするべきは、人のせいにするような聞き苦しい言い訳であって、
ちゃんと聞かなきゃいけないのは真実です。

誰かのせいにする事って簡単な事ですよ。だって自分が悪くない時もあるのだから。責任とるのは上司だし、その組織のリーダーだからね。
でも、何が良くて、何が悪いかって主張することはやってみるべきだ。
人のせいにする前に、何が出来たかを反省するべきだと思う。
クライアント内部のコンセンサスの悪さをネタに酒場でいっぱいひっかけながら悪口を言うのもいいが、音楽の話をしよう。この曲のここがいい、このアーティストってこうらしいぜ、ってな話をしよう。

勘違いを恐れないで言おう。
音楽が素晴らしいんじゃなくて、音楽を聴いているあなたが素晴らしいのだ。

簡単な話だ。音楽で感じた事を日々の生活に落とし込む。只、それだけ。

だからニュース見て思うんです。
本当に音楽がたりてねぇなと。もっともっと必要だと。

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